<何も考えたくないというお悩み>
- 何も考えたくないし、何もしたくない
- 何も考えたくないけど、考え過ぎてしまう
- 人と話すのが疲れる
- 人前では明るいけど、一人で居る方が楽
- 誰にも相談する人がいない
- そんな自分がすごく嫌
「できることなら、何も考えたくないし。何も考えなければ、この苦しみから解放される」そう思ってしまうのも無理はないと思います。
しかし現実的に、心を無にして悟りを開いたかのように「何も考えない」というのはどう考えても不可能だし、それは非現実的な話。
でも大丈夫!考えすぎる癖から解放されて、気持ちを楽にすることはできます!
心理カウンセラーである僕が実践してきたことを3ステップにまとめてわかりやすくご紹介します。
- 考える量を減らす
- 考える内容を変える
- 考えずに没頭する
この記事の内容を実践して頂くことで、考えすぎる癖から解放されて、ストレスが大幅に減り、気楽に毎日を過ごすことができるでしょう。
ぜひ最後まで読んで頂いて、日常で実践してみてください。
目次
外で明るく無理して、家で何も考えたくない人の心理
外では明るく振る舞えるし、周囲からは悩んでなさそうに思われがち。でも実は家で一人で過ごすほうが好きという人は少なくありません。
人と会うと疲れて、家に帰るとぐったりというケース。
一人で過ごすのが好きというのは間違いないでしょうが、その一方で
人とつながりたい
このような欲求もあるのでしょう。
人前では明るく振る舞うことで、他人とのつながりが切れず、孤独になることを避けているのかもしれませんね。
言い換えると、
孤独になるのが嫌
だからこそ、外で明るく振る舞ってしまうかもしれません。多少の我慢をしてでも、一緒にいることを選択したり、誘いを断れないのかもしれません。
何も考えたくない時の2つのパターン
①必要以上に考え過ぎている
考えすぎる時というのは、過去の出来事か未来のこと、あるいは他人のことを考えすぎてしまうことが多いです。
・会社の上司に言われた一言に傷ついて心に残っている(過去)
・また上司に傷つけられるんじゃないか不安になるし、会社に行きたくない(未来)
・好きな人は私のことをどう思っているのか?(他人)
・このまま将来結婚できないんじゃないか(未来)
このように「過去」か「未来」か「他人」のことを考えすぎてしまうものです。
ということは、今この瞬間に心がないのです。
食事をしながら「明日も会社行きたくないな~」と考える。
お風呂に入りながら「いつまでこんな状態が続くんだろ~」と考える。
布団の中で「このまま恋人もできず一生独身なのかな~」と考える
つまり、心ここにあらず!
これでは何かに没頭したり、リラックスできません。
不安や恐れなど、実際には起こっていないけど、ついつい考えてしまうことで疲れるのが、このパターンの人。
②考えたくないことを、考えなければいけない
やらなければいけないこと、考えなければいけないことが、現実的に多すぎて対処できない時も、考えすぎてしんどくなるパターンの1つ。
- 勉強したくないけど、勉強しなければいけない
- 仕事を覚えなければいけない
- 仕事の準備をしなければいけない
- 晩御飯のメニューを考えて作らなければいけない
- 断れずに参加した飲み会で話を合わせなければいけない
このように現実的な話で
やりたくないけど、やらなければいけないことを抱えすぎ!
ゆっくりリラックスできるような、自分の自由な時間を確保することが必要になります。
何も考えず、気持ちを無くす唯一の方法!?
考えすぎて疲れ果てると、
- 何も考えたくない
- 何もしたくない
- 辛い気持ちを無くしたい
そう思っても無理はないでしょう。
例えば、激しい頭痛があるなら、今すぐにでも痛みを消したいのと同じことですよね。
ところで、本当に何も考えないようになることは可能なのか?辛い気持ちを感じないようにすること可能なのか?
いくらお酒を飲んで脳を麻痺させても、考えてしまいませんか?
ということは、起きてる間に何をしても、あれこれ考えてしまうんですよ。
何も考えない唯一の方法があるとしたら、僕が思いつく限りで言うなら、
寝るしかない!
そうは言っても、仕事や学校、家事などの日常生活をしないといけない。
仮に仕事や学校を辞めて、家事も何もせず、それこそニートになったとしよう。
それでも考えることはあるでしょう。
- お腹空いた
- 何か食べたい
- 暑い・寒い
- トイレに行きたい
- 退屈だ
- 体がだるい
ということは、
何も考えないなんて、絶対無理!
悟りを開いて心を無にするなんて、現実離れしすぎて、到底ムリです!!
どんなに頭をひねって考えても、「考えないようにする」というのは不可能に近い。
何も考えたくない時の心の休め方3ステップ
まず、あれこれ考えすぎている余計なストレスを減らす必要があります。
頭を空っぽにして、何も考えないというのは難しいかもしれませんが、これからご紹介する3ステップで気持ちを休めることができるでしょう。
①考える量を減らす
<人に会わない>
仕事上の付き合いでどうしても会わなければいない人もいるでしょうが、プライベートな時間での人間関係は、人を選べますよね。
表面上の付き合いほど面白くないものはありません。会話も楽しくないし、相手の目も気になる。
表面上の付き合いは、余計なことまで考えなければいけない材料しかありません。
まず付き合いで参加している飲み会や遊びの誘いを断りましょう。心から腹を割って話せない人間関係は本当に必要でしょうか?
気を使う上辺だけの付き合いで、神経を擦り減らすことって本当に必要ですか?
勇気を出して、孤独になってみることで、重荷を降ろしてみてはいかがでしょうか。
表面上の付き合い VS 孤独
価値観や考えが合わない人と付き合うのは、例えて言うなら、大嫌いなゴキブリと一緒に生活してるようなものですよ(>_<)
「嫌だな~また出てきたらどうしよう!?」と思いながら生活するって、常に神経を張りつめているので、常に緊張状態だし、そんなの疲れるでしょ!?
まぁ、ゴキブリは言い過ぎかもしれませんが、とにかく我慢する必要なしってことです。
好きなものは好き、嫌なものは嫌。好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。そこのところをハッキリさせたほうが、絶対に気分がスッキリします!
孤独になる勇気
これが今必要な時かもしれません。
一人になることで「あ~これで気を使わず、気楽になった」「一人は寂しいけど、無理して他人に合わせるよりも、一人でいるほうが楽だ」
そう思えたら、かなりいい感じですよ。
<本当に会いたい人にだけ会う>
孤独になっても、あなたのことを気にかけてくれる人は大切にした方がいいです。
あるいは、この人なら私のことを否定しないという人は大切にした方がいいです。
考えすぎて何も考えたくないというこは、自分が聞き役になっていて、自分のことを話す機会が少ない可能性があります。
つまり、もっと自分のことを話すことで、あれこれ考えなくて済みます。
自分を否定しない人に、自分のことを話そう!
ということは、あなたの話を聞いてくれる人が必要なのです。
では、あなたの話を否定せずに聞いてくれそうな人はどなたかいますか?この人なら、話しやすいという人です。どなたか顔が思い浮かびましたか?
その人にコンタクトを取って、自分の話をしてみてください。
どんな些細なことでもいいです。会話の量を意識して、自分が聞き役ばかりになるのではなく、自分のことも話してくださいね^^
「会いたくない人」と「会いたい人」とはで、一緒にいる時の気持ちの軽さが全く違うことでしょう。
だから、僕たちはいかに「会いたい」と思う人と、一緒に過ごすかを考えなければいけないのです。
<やりたくないことをやめるか、減らす>
何も考えたくないということは、嫌なことを無理やりしている可能性が高い。あるいは、やるべき課題が多すぎる。
- 仕事で覚えることが多すぎる
- 仕事で調べることが多すぎる
- 長時間勤務
- 勉強時間が長すぎる
- 3~4人分の家事が大変
今やっていること(仕事や勉強や家事)の量を減らすことができないか考えてみてください。
仕事で覚えることが多すぎるなら、「とりあえず今日はこの部分だけ覚えよう」というように、今日一日で全部を覚えようとしない。少なくても今日一日でこれだけは覚えようと意識しておくことです。
完璧主義の人は、仕事ができない自分を責めてしまいがちですが、すぐに仕事を完璧にこなすことは不可能なので、まずできることを覚えていけばいいのではないでしょうか。
仕事で抱えていることが多すぎる人は、誰かに手伝ってもらうとか、上司や同僚に相談して、抱えている仕事を減らしてもらうように働きかける必要があります。
一日6時間勉強している人なら、一日2時間に減らす。
家事が大変な人は、家族に役割を分担するとか、いかに家事の負担を減らす工夫ができるかを考えましょう。
②考える内容を変える
やりたくないことをしているから、考えすぎて悩む。
ということは、やりたくないことを減らして、逆にやりたいことを増やせば、悩まなくて済みます。
やりたいことをしよう!
やりたいことをするといっても、日常の小さなことでいいんです。
表面上の付き合いで参加した飲み会より、好きな人と一緒に食事をするほうが楽しい。
食べたくないラーメンを食べるより、今の気分的にめちゃくちゃ食べたいカレーライスを食べたほうが幸せ。
勉強よりもゲームがしたいなら、ゲームをするほうが楽しいに決まってる。
今の気分に沿わない行動をしているから、ネガティブに考えてしまうのです。
③考えずに没頭する
今の気分に沿った行動、今の気分を満たしてあげる行動を取ることで、余計なことを考えずに、今この瞬間の感情を感じることができるのです。
- 「あぁ~楽しい」
- 「あぁ~美味しい」
- 「あぁ~幸せ」
おわかりでしょうか?
考えるよりも、感じることが大事!
幸せに浸ろう!
- あなたがリラックスできることは何ですか?
- 今、何がしたいですか?
たいそうな答えは必要ないです。
- ゲームがしたい
- 漫画喫茶に行きたい
- ゴロゴロしたい
- 料理がしたい
- 気心の知れた友人に会いたい
- から揚げ定食が食べたい
そんな小さな“やりたいこと”を、実践してください。そして、自分を満たしてあげてください。
それだけで、心が少し軽くなるのを感じることでしょう。
僕は“何も考えてない”けど質問ある?
ちなみに、心理カウンセラーである僕は、昔は考えすぎてうつ状態になり苦しんでいましたが、今は考え過ぎることはないです。
それはこの記事で述べたことを実践してきたからと言えます。
例えば普段はこんな感じです。
- 仕事中は仕事に集中して、プライベートの時間に仕事のことをすることはあまりない。
- 食べたいものを食べて、美味しいなと感じる。
- 京都の河原でただのんびり過ごして、心地よさを感じる。何も考えない。
- プライベートでは、会いたい人としか関わらない。
人の目が気になるとか、将来どうしようとか、過去の失敗とか、ほとんど考えてないです。
もちろん、全く不安や恐れや不満などが無いわけではありませんが、程度の問題として、非常に少ないと思います。
今この瞬間にだけ意識を向ける。そうすると、すっごく楽ですよ。
まとめ
考えすぎる癖から解放される3の実践について述べました。
①考える量を減らす(嫌いな人とは会わず、好きな人と会う。やりたくないことをやめるか減らす)
②考える内容を変える(日常の些細なことで、興味のあることや、やりたいことをする)
③考えずに没頭する(やりたいことをして自分の感情を満たしてあげる)
頭で考えすぎるということは、言い換えると、感情を感じる力が低下していると言えます。
- 落ち着く
- 安心する
- リラックスする
- 楽しい
ストレスから離れて、いかにこのような感情に浸るかが大事。なので、それを意図的に自分で自分を満たしてあげる必要があります。
考えすぎる癖は、習慣化されたものなので、この記事で述べたことをできるところから実践していくことで、徐々に気持ちが楽になっていくことでしょう。