- 彼と喧嘩して関係修復できない
- 彼が連絡をくれない
- 彼と会えなくなった
- 彼に振られた
ところが、
- 今でも彼のことが好き
- 次の恋愛にも進めない
- どうしても諦められない
そんな、やり場のない思いをどうしたらいいのか?
この記事では、彼に対する気持ちの整理の仕方をご紹介します。
こんにちは。心理カウンセラーの大城ケンタです。よろしくお願いします。
目次
彼に愛されないと生きてる意味がない?
- 彼と喧嘩して関係修復できない
- 彼が連絡をくれない
- 彼と会えなくなった
- 彼に振られた
友達に相談したら、
「そんな彼はやめて、他にいい人探したら?」
そんなアドバイスをされることもあるでしょう。
ところが、
あなたにとっては特別な彼だからこそ、どうしても彼じゃないとダメと思います。
そんな方に、カウンセリングで次のことを聞くことがあります。
【質問】
もし彼との関係が本当に終わってしまったとしたら、どうなりそうですか?
もし彼との関係が本当に終わったら、、、
- 生きてる意味がない
- 寂しすぎて辛い
- 孤独で生きていけない
- 生きてるのが嫌になる
- 自分には価値がない
- 将来に希望が持てない
- 今までの彼との時間が無駄
このような答えが返ってきます。
彼に愛されないと生きてる意味がないとしたら、どうしても彼に執着せざるを得ないですね。
「対象喪失」を乗り越えるプロセス
大切なもの(人)を失うことを心理学用語では、「対象喪失」と言います。
例えば、
- 大切な人が亡くなった
- 恋人に振られた
- ペットが亡くなった
- 子どもが大きくなり家を出た
- 長年勤めた会社を退職した
このように自分にとって大切な人がいなくなったら、誰でも悲しいし落ち込みます。
このような対象喪失を経験した人が、時間の経過とともに辿る過程を「喪の作業」といい、精神分析学者ジョン・ボウルビィは以下の4段階にまとめています。
①無感覚・情緒の危機の段階
大切なものを失ったという、事実を受け止められず、呆然としたり、無感覚になったり、混乱してパニックを起すなど、激しい情緒不安定になることがある。
②否認・抗議の段階
失った事実を認めようとせず、深い悲嘆と、強い愛着に苦しむ。
その他には、まだ存在していると錯覚して、彼を探し求めたり、空想の中で関係を取り戻そうとすることもある。
③断念・絶望の段階
大切な人を失った事実を認め、断念する。
「どうすることもできない。。。」と絶望し、無気力になる。
④離脱・再建・回復の段階
徐々に気持ちが落ち着き、現実を受け入れる。
失ったものに対して肯定的に考えられるようになり、新たな環境や人との関わりの中で、希望を見つけ出そうとする。
参考・引用元サイト
悲しみを乗り越えるために…「喪の仕事」を知る
彼に愛さなかった時、どう生きる?
そのままの感情を十分に感じる
先述したように、「喪の作業」は立ち直る為に必要なプロセスなので、悲しみや絶望といった気持ちを、無理やり無くそうとしないことが大事になります。
- 諦めることもできない
- 次の恋愛に進むこともできない
- 現実を受け止めることができない
だとしたら、今は辛いでしょうが、その気持ちを抱えたまま、現状維持するしかありません。
「大切な人と会えないのだから悲しいのは当然だよね」
そんなふうに、辛い感情を十分に感じることで、時間の経過とともに、自然と前を向いていけるのです。
辛いことですが、今はそのまま自然の流れに任せることが大事です。
人との繋がりを持つ
心の支えであった彼との関係が終わったら、心理的に孤独感を感じます。
- もう甘えられない
- 生きがいが無くなる
そんな時は、誰かに相談したり、人と関わるのもいいかもしれません。
- 友達に相談する
- 職場の人に相談する
- 家族に相談する
- カウンセラーに相談する
- 心療内科に行く
- ネット上の人と繋がる
- 近所の人に挨拶する
そうやって、人との繋がりを自然と求めて、誰かと繋がっているという感覚を持つこと。
彼以外の人との心の繋がりを感じることで、孤独感が軽減してきます。
小さな幸せに気づく
今まで彼のことばかり考えていた人にとって、その彼がいなくなったら、何を考えるでしょうか。
もちろん、彼がいなくなっても彼のことを考えると思います。
- あの時~していればよかった。
- あの時~しなければよかった。
- 彼は今頃、何してるのかな?
- 私のこと、どう思ってるのかな?
- もう忘れられたかな?
そう考えてしまうのは、仕方ないし、それを否定しないこと。
それと同時に、日常の些細なことに目を向けるとよいでしょう。
たとえば、
- 人の優しさに気づく
- 自分にご褒美をあげる
- 好きなものを食べる
- 好きな音楽を聴く
- 散歩に行く
彼の愛情以外にも、小さな幸せは日常の中に沢山あります。
ぜひ小さな幸せに気づいてください。
彼と出会った意味を見出す
【質問】
もし彼と出会った意味があるとしたら、それは何だと思いますか?
もしかしたら、
・他人には甘えられないけど、彼にだけは甘えられた。そんな人は、彼と出会ったことで、甘えるという経験ができたと言えるでしょう。
・彼の前では、素の自分でいられたとしたら、「ありのままの自分を受け入れてくれた」という経験ができたのかもしれません。
・彼の前では、自分が「女」であることを意識して、ドキドキしたとしたら、そういう経験をさせてくれたと言ってもいいですね。
・彼だけは自分のことを応援してくれたという人は、背中を押してくれる存在だったのかもしれません。
・彼だけは、他の人と違って、深く愛することができた人は、人を愛するという経験をさせてくれたのかもしれません。
彼と出会った意味の例
- 「もっと甘えていいんだよ」
- 「もっとわがままに生きていいんだよ」
- 「ありのままのあなたでいいんだよ」
- 「女性として魅力的だよ」
- 「もっと自分を好きになってね」
- 「夢に向かって挑戦してね」
- 「もっと自信を持ってね」
そんなことを彼が教えてくれたのかもしれませんね。
まとめ
大好きな彼に愛されないことは、とても辛いことです。
だからこそ、その辛い気持ちを否定せず、あなたの大切な気持ちとして十分に感じること。
すると、時間の経過とともに、前を向けるようになっていきます。
また次の恋愛への希望が持てるようになります。
焦らず、今は辛い気持ちを感じる時期なんだと理解し、そのままの自分でいいんだと、自分に優しい言葉をかけてあげてください。