<人生楽しくないというお悩み>
- 行動する気にもなれない。
- いい仕事に巡り会えず鬱々と暮らしています。
- 本気になれるものもない。
- 趣味もないし楽しいことがない。
- 結婚したいと思える相手に出会った事がない。
- 友達も全くおらず、彼女ももちろんおらず
- 私には夢がありません。
心理カウンセラーである筆者が、人生が楽しくない4つの理由を心理学の視点から解説し、人生が楽しくなる具体的な実践方法までご紹介します。
この記事を読むことで、「楽しくない人生」が「楽しい人生」に変わる方法がわかり、あなたの人生が変わるキッカケを得ることができるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
人生が楽しくない人の共通点
仕事が楽しくない
- 毎日同じ仕事の繰り返し
- 仕事にやりがいを感じない
- 仕事が覚えられなくて上司から怒られる
- 職場で孤立している
人生の大部分の時間を占めるのが仕事。その仕事が楽しくないなら、人生そのものが楽しくないことにつながります。
さらに、仕事で失敗したり、上司に怒られたりすると、帰宅してからや休日も仕事のことを考えたりするもの。
そうなると、仕事中だけでなく、四六時中ストレスを抱えることになります。
この場合、仕事自体が合っていないのか、人間関係が問題なのかを分けて考える必要があります。
やりたい仕事がない
- やりたい仕事がないから就職活動がうまくいかない。
- 仕事が辛くて、辞めたのはいいが、次にやりたい仕事がない。
- 学生の方は、就職活動をしていても、やりたい仕事がなく、採用が決まらない。
今後の生活の基盤となる仕事が不安定だと、心も穏やかでないことは当然でしょう。
やりたい仕事がない。つまり、過去、現在において、仕方なく仕事をしていたり、やりたくない仕事をしていたかもしれません。
ぶっちゃけ、働きたくないけど、働かざるを得ない。不本意ながら働いてきたかもしれない。
そういう人は、やりたい仕事を見つけることも大事ですが、そう簡単に見つかるものでもない。
やりたい仕事を見つけることを最重要事項にしないこと。
仕事以外で、人生が楽しくなってきた時に、本当に興味があって、好きな仕事が見つかる。そんな認識でいたほうがいいでしょう。
多くの人が勘違いしやすいところですが、やりたい仕事が見つかったら、人生が楽しくなるのではありません。
逆です。
生きることが楽しくなってきたら、やりたい仕事が見つかるのです。
やりたい仕事を見つけるよりも、生きることを楽しむほうが先です。
趣味がない
- いくつか興味のあることをしたが、楽しくない
- 何をするにも億劫で行動する気にならない
- 会社と家の往復
- 休日は一日中寝てるだけ
趣味や楽しみはあったほうがいい。あったほうが人生が楽しいのは間違いない。
しかし、毎日仕事で疲れていたら、休日くらいゆっくり休みたいというのが正直なところでしょうか。
趣味の活動をする気力が起きないかもしれません。
だから、「何か趣味を作ってください」というアドバイスでは役に立たないかもしれませんね。
趣味がない、趣味を見つける気力が湧かないのは、自分の生き方がストレスを溜めやすい生き方になっているから。
だから、趣味が楽しくないし、趣味が見つからないのです。
まずは、ストレスを溜めない生き方をすることが大事になります。
友達や恋人がいない
- 心から打ち解けられる人がいない
- 一緒に遊びに出掛ける人がいない
- 悩みを相談する人がいない
仕事が楽しくない、仕事が見つからない、趣味がない、それらと同じくらい問題なのは、自分のことをわかってくれる友達や恋人がいないことです。
なぜなら、私たちは「孤独」に耐えられないからです。
- 親も自分のことをわかってくれない
- 会社では仕事の話しかしない
- 休日に会う友人や恋人もいない
つまり、一人ぼっち。
人生が楽しくない時は、まず一人ぼっちの状態を解消することがとても重要になります。
人に気を使う
- 上司や同僚に気を使う
- 仕事のお客様や取引先に気を使う
- 家族がストレス
人と関わることに神経を使いすぎ。人にエネルギーを使いすぎ。それでは疲れるのは当然。
例えるなら、それは常に20㎏の重荷を背負って生活しているようなものです。
常に20㎏の重荷を背負いながら、(常に人に気を使いながら)
- 仕事を覚える
- 多岐にわたる仕事をこなす
- 残業をする
- 立ち仕事、体力仕事をする
そりゃ、ヘトヘトですよ。
仕事後に帰宅して家事をするのも大変。趣味を楽しむどころじゃないのは当然です。
重荷を支えることに精一杯なので、目標を見つけられないし、仕事のやりがいを感じることもできないのです。
人生が楽しくない人は、まずこの重荷おろすことが大事。つまり、人に気を使いすぎない自分になることです。
人生が楽しくない本当の理由4つ【理論編】
①自己否定、自己嫌悪
自分が嫌、こんな自分はダメ
根本的に自分を否定していることによって、人生のあらゆることがストレスになります。
- 能力がない自分がダメ
- 容姿に自信がない
- 目標達成できない自分がダメ
- 失敗ばかりしてしまう自分がダメ
- 人と比べて劣っている自分がダメ
なぜ自己否定してしまうのか?
子供の頃に、ありのままの自分では、親から受け入れらない経験をして育ったからです。
- 勉強ができない自分は受け入れられなかった
- 他人と比較されて、自分は受け入れらなかった
- わがままを言う自分は受け入れられなかった
人生が楽しくない人は、まず自分を好きになることです。
現状の自分を認めることです。
②本音が言えない
- 上司に本音が言えない
- 部下や後輩の指導ができない
- 会議で意見が言えない
- 取引先やお客様に遠慮してしまう
- 友達や家族にも本音が言えない
本音が言えないということは、言い換えると、人間関係で我慢ばかりしているということ。
我慢しているということは、素の自分ではない、無理をしている自分。
自分の意見が言えないから、自分の気持ちがわからなくなるのです。
- 「Yes」か「No」
- 「好き」か「嫌い」
さらに、自分で意思決定ができなくなり、優柔不断で考えすぎて疲れるのです。
本音で生きることこそ、自分の人生を生きることに繋がるのです。
③孤独感
本音が言えないから、気持ちの交流をする人がいないので、常に孤独感を感じるのです。
- 誰も自分のことをわかってくれない
- 家で一人で過ごしていると寂しい、虚しい
- 孤独が嫌だから恋人が欲しい
- 孤独が辛いから、元彼が忘れられない
- 孤独が辛いから、不倫してしまう
- 老後、孤独が嫌だから、将来の為に子供が欲しい
- 飲み会で仲間の輪に入れず孤独感を感じて居たたまれない
- 職場の同僚と馴染めず、自分だけ浮いている
このように、私たちは孤独が嫌だし、孤独に耐えられないのです。
逆に、人との関わり、心の交流ができて、一緒に楽しむことができると、人生は楽しくなるのです。
④貢献感がない
貢献感とは、文字通り、自分が誰かに貢献しているという感覚です。人の役に立っている感覚です。
貢献感がないと人生が楽しくないのです。
- 社会や人の役に立っている感じがしない
- 会社に貢献している感じがしない
- 忙しすぎる
- 暇すぎる
- 必要とされていない
この貢献感がないと、「自分なんて生きてても仕方ない」「自分なんて居ても居なくても同じと」と思いがちです。
高齢者や子供に何かしらの役割を与えると喜ぶのは、自分が役に立っているという感覚が得られるからです。
- 私たちは、自分の存在価値を確かめたい。
- 私たちは、誰かの役に立ちたい。
- 私たちは、助け合いたい。
辛いと時こそ、困っている人を助けることで、気持ちが軽くなるのは、その為です。
楽しくない人生を変える方法【行動編】
人生が楽しくない理由として、上の項目で4つ挙げました。
- 自己否定
- 本音が言えない
- 孤独感
- 貢献感
ということは、この4つをいかに変えていけるかがポイントになります。
以下、この4つを変える為の具体的な行動をご紹介します。
行動の基準を知る
自己否定や自己嫌悪によって人生が楽しくないと述べました。
自己否定を自己嫌悪を止める方法をご紹介します。
それは感情や感覚ベースで行動することです。
「良い」か「悪いか」で行動するのではありません。
行動の基準は「心地よい」か「心地よくない」か。この二者択一です。
あるいは、
「好き」か「嫌い」か。これが行動する時の判断基準です。
ダラダラしたいと思ったら、ダラダラしたらいいんです。「ダラダラとYouTubeを見てしてしまう自分はダメだ」とか思わないことが大事。
「勉強しないといけないのに、怠けてしまった。これじゃダメだ」とか思わないこと。怠けたいなら、怠けたらいいんです。
良い悪いでジャッジするとどうしても自分を責めてしまいます。
YouTubeを見てダラダラするのが好きなら、それでいいんです!
「良いか、悪いか」ではなく、「好きか、嫌いか」「良い感じか、嫌な感じか」を判断基準に行動してください。
カフェの店員に挨拶する
カフェの店員じゃなくてもいいです。コンビニの店員、ファミレスの店員、本屋さんのレジ、スーパーのレジ係、とにかくどこでもいいので店員さんに挨拶してみてください。
最初は、レジの会計で、おつりをもらう時に、店員の目を見て、「ありがとうございます」と言う。
それだけで充分です。
で、それに慣れてきて、余裕が出てきたら、ありがとうございますの後に、もう一言、付け加えてください。
例えば、
・ありがとうございます。今日も暑いですね。(コンビニ編)
・ありがとうございます。おしゃれなカフェですね。コーヒー美味しかったです。(カフェ編)
・ありがとうございます。ここの本屋は品揃えが豊富で、ありがたいです。(本屋編)
・ありがとうございます。料理が美味しかったです。お腹いっぱいになりました。また来ます。(ファミレス編)
このように、とにかく何でもいいので、ありがとうございますの後に、一言付け加えてください。
ほんの些細なことと思われるかもしれませんが、これをするだけで、自分の中の気持ちが、本当に変わります。
コンビニの店員さんに「ありがとうございます。今日も暑いですね」って、なんてことはない一言ですが、誰かと心を通わせることが、これほど嬉しいものかと発見できることでしょう。
普段、会社と家の往復で、仕事以外の話をしない人、孤独感を感じている人にとっては、社会とのつながりを感じることができます。
さらに、店員さんが挨拶を返してくれたら、「私は声を掛けてもいいんだ。自分の思ったことを言ってもいいんだ」と自己肯定感が上がりますし、本音を言う第一歩になります。
店員に挨拶することは、良いこと尽くしなので、騙されたと思って、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
ただし、注意点は、店員さんが忙しくない時に声を掛けてください。忙しい時は店員さんも余裕がないですからね。
もう一つ、明らかにやる気のない店員や不機嫌な店員に声を掛けるのは控えたほうが無難です。声を掛けても、会話が成立しなければ、残念ですからね。
電車で席を譲る
電車で座っている時、高齢者や子供が目の前に立ったら、思い切って席を譲ってあげましょう。
人生が楽しくないと感じているあなたは、もしかしたら、日頃からストレスいっぱいで、電車の中ぐらい、座ってゆっくりしたいと思うかもしれません。
それだったら、あなたが降りる駅の1駅か2駅前のタイミングでいいので、席を譲ってあげてください。その時、必ず「どうぞ」と一言掛けてくださいね。無言で席を立つだけだと意味がありませんので。
相手は別に高齢者や子供じゃなくてもいいです。目の前に若者が立っていれば、若者に席を譲ってあげて下さい。
席を譲ることで、人に貢献しているという貢献感を感じることができるでしょう。
仕事では、会社の為、お客様の為になっていて、社会貢献していると頭では理解していても、腑に落ちて心から「貢献している」と感じにくいのではないでしょうか?
しかし、電車で席を譲ると、だいたいの人が、ちょっと謙遜しながらも「ありがとうございます」と言ってくれます。
中には、何も言わずに、譲った席に座る人もいるでしょう。でも、その人が座るということは、ほんの少しの時間かもしれませんが、その人の役に立ったということです。
自己否定して自己評価が低い自分。「こんな自分でも人の役に立ったんだ」と思えることでしょう。
そして、「私、良いことしたなぁ」と、ほんのちょっと自分を誇らしく思えるかもしれません。
電車で席を譲る、これもほんのちょっとした行動ですが、効果は抜群なので、ぜひ試してみてください。
新しい人間関係を築く
交友関係が狭いと、人生楽しくないです。いろんな所に出掛けて、色んな人に会ってみましょう。
- 朝活やお茶会
- 社会人サークル
- 習い事
今はFacebookやブログなど、SNSがある時代なので、インターネットを使って情報を収集して、自分の興味のある集まりに参加してみると良いでしょう。
朝活やお茶会は、会によってはビジネスメインで、ネットワークビジネスの勧誘をされることもあります。
興味がなければ、断りましょう。
私自身も、朝活や交流会で知り合った人から、ネットワークビジネスや保険の勧誘をされたことがあります。私は興味がなく、せっかく仲良くなれたと思ったのに、ビジネスの勧誘をされて、ショックで残念な気持ちになりました。
しかし、それも経験です。そして、「断る」「本音を言う」と言う訓練にもなります。
ただ一方で、そういう人ばかりじゃないってことも事実です。世の中には本当に色んな人がいます。変な人もいれば、素敵な人も沢山います。
あなたの人生が楽しくないのは、素敵な人に出会っていないことが大きいです。
社会人サークルや習い事は、みんな同じ目的で集まっているので、ビジネスの勧誘は少ないと思います。
テニスや卓球の社会人サークルに参加してみたり、ヨガや料理教室、音楽教室に通ってみるのもいいでしょう。
ただし、注意点があります。人生が楽しくないということは、相手に気を使って本音が言えない人に多いと、既に述べました。
ということは、あまり人に会うと、正直なところ、疲れます。人に気を使う人が、人に会うのだから、疲れるのは当然です。
なので、頻度は疲れない程度にしてくださいね。そして、自分と気が合う人とだけ、仲良くなることを目指してください。
「この人は苦手だな」という人とは、関わらない。そこだけ徹底してください。
お茶に誘う
相手に気を使って、本音が言えず、孤独感を感じることで、人生が楽しくないので、「本音を言うこと」「本音を言える自分になること」が大事になります。
- 普段から、話は聞き役になることが多い
- 仕事で自分の意見を言わない
そういう人は、自分のことを話すことで気分が楽になります。
そこで、誰かをお茶に誘って、自分のことを話してみてください。本音を言う訓練だと思ってください。
で、誰をお茶に誘うかですが。
この人だったら、本音を言えそうな人を一人思い浮かべてください。
友達も恋人もいないという人は、職場の人や前の職場の人、学生時代の友達、最近知り合った人など。現在の人間関係、過去の人間関係を思い浮かべてください。
思い浮かびましたか?
思い浮かべたら、その人に連絡を取ってみてください。
- 恋愛で悩んでいるなら、恋愛の話
- 仕事で悩んでいるなら、仕事の話
- 人生が楽しくないなら、人生が楽しくないという話
- 最近ハマっていること
- 近況報告
話題は何でもいいです。
とにかく自分の話をしてください。
そして、自分の話をしたら、相手に興味を持って、相手の話も聞いてください。
ポイントは相手に興味を持つことです。
本音を言い合える関係を経験できたらベターです。
やりたい仕事がなくて、人生が楽しくない人へ
完璧を求めない
やりたい仕事がないから、動けない人もいるでしょう。そういう人はとにかく少しでも興味のある仕事にチャレンジしてみましょう。
チャレンジして、ダメだったら、その時に軌道修正したらいいのです。一回のチャンスで、うまくいくほうが稀でしょう。
もしかしたら、転職するのがダメという思い込みがあるかもしれません。そんな思い込みは捨てましょう。
自分に合わない、うまくいかないこともあるかもしれません。そしたら、また転職活動しなければいけないかもしれません。それはエネルギーを消耗することかもしれません。
でも、それは仕方ないこと!
ちょっと休んでもいいから、また次に向けて動き出せばいいのです。
急がない
- 今年中に就職を決めないといけない。
- あと数ヵ月で就職先を決めたい。
- 今年の資格試験に合格しなければいけない。
このように自分で制限をかけていたり、親からプレッシャーをかけられたりするかもしれません。
焦れば焦るほど、余裕がなくなり、自分で自分を追い詰めることになります。
そんなに急がなくてもいいんじゃない?気楽に生きようよ。
こう自分に言い聞かせてあげましょう。
たとえ、今年中に就職が決まらなくても、人生は終わりじゃない。
今年中に就職が決まらなくても、あなたはダメな人間じゃない。だから自分を責める必要がない。
まとめ
人生楽しくないという時、次のことが挙げられます。
- 仕事が楽しくない
- やりたい仕事が見つからない
- 友達や恋人がいない
- 趣味がない
- 人に気を使う
こういったことは表面的な特徴ですが、人生を楽しむ為の本質は、次の4つです。
- 自分が好き
- 本音が言える
- 分かち合う
- 貢献する
そして、これらはほんの些細な行動の積み重ねによって、実現できるのです。
- 店員さんに挨拶する
- 電車で席を譲る
- 新しい場所に出掛ける
- 友人をお茶に誘う
このように、いつもと違う行動を取ることが大事になります。
ぜひ今日から実践してみてください。あなたの中でどんな変化が起こるのか楽しみですね。