生きるのがしんどい人向け

なぜ無駄なことや意味がない時間が、人生を幸せにするのか?

突然ですが、質問させてください。

質問

あなたは、いま幸せですか?

人生を幸せに生きていますか?

 

これは結構、難しい質問だと思います。

幸せな時もあれば、そうじゃない時もありますからね。

では、別の質問をします。

質問
あなたの人生にとって大事なことは、何ですか?

 

  • 仕事ですか?
  • 結婚ですか?
  • 恋愛ですか?
  • お金ですか?
  • 健康ですか?

人それぞれ、大事なことは違います。

・仕事が大事な人は、仕事を頑張る。

・結婚したい人は、婚活を頑張る。

・恋愛で悩む人は、恋人のことを考える。

・健康が大事な人は、健康的な食事や運動、健康的な生活をする。

こんなふうに、頑張り屋さんな方が多いです。

そしてカウンセリングでご相談に乗っていると、

「無駄な時間を過ごしたくない」
「ダラダラしている時間が勿体ない」
「ダラダラしている自分はダメだ」

と言われることがあります。

無駄な時間を過ごしたくない、ダラダラすることに罪悪感を抱えている人が少なくありません。

この記事では、頑張っているのに、ストレスが多い人が、幸せに生きる為には、どうしたらいいのか。

カウンセリングの現場から見えてきたことを解説します。

こんにちは。心理カウンセラーの大城ケンタです。よろしくお願いします。

無駄なことや、意味がないことを嫌がる人

世の中、合理的に考える人が多いと感じます。

つまり、早く目標を達成したい。結果重視の人です。

例えば

・早く結婚したい。

・恋人との関係を良くしたい。

・早く仕事を覚えなければいけない。

・休日も仕事のことを考えなければいけない。

・資格取得の勉強をしなければいけない。

そうなると、

▶ゆっくりご飯を食べている場合ではない。

▶ゆっくりお風呂に入っている場合ではない。

▶のんびりお散歩している場合はない。

▶ゆっくり寝ている場合ではない。

▶のんびり、ダラダラしている場合ではない。

つまり、

ポイント
常に何かをしなければいけないと、焦っている。

 

<仕事に焦る人>

「早く仕事を覚えないといけない」

「早く溜まっている仕事を片付けないといけない」

このように考える人にとって、

  • 食事は無駄な時間
  • お風呂に入るのは無駄な時間
  • ゆっくり寝ることは無駄な時間

それらに価値がないと考えている。

なぜなら、そんなことをしても、仕事を覚えられないし、仕事は片付かないから。

だから、食事やお風呂、睡眠の時間をできるだけ減らそうと考えている。

<結婚に焦る人>

結婚に焦っている人や、恋人との関係で悩んでいる人も同じ。

そのことが頭の中でいっぱいになって、食事やお風呂を楽しんでいる場合ではない。

いや、女性なら次のような人もいますね。

▶健康の為に食事に気を使っている。

▶ダイエットの為に、食事に気を使っている。

▶美容の為に、スキンケアやお風呂に入ることに時間を取っています、と。

▶美容の為に、睡眠時間は確保しています。

本人が楽しんで取り組んでいるなら問題ないです。

ところが、

⇒必死に焦る気持ちで取り組んでいる人。

⇒義務感で取り組んでいる人。

こういった人は「幸せ」とは言い難いわけです。

結果重視の人が幸せになれない理由①

結果重視で、早く目標を達成したいと焦る人は、幸せにはなれない。

その理由は、

ポイント
結果重視の人は、「心ここにあらず」という状態だから。

 

<質問1>

〇健康の為に、仕方なく野菜を食べている人。

〇野菜が好きで、美味しさを味わって食べる人。

どっちが幸せでしょうか?

<質問2>

〇早く結婚したいと、そのことばかり考えて焦っている人。

〇しっかり寝て、美味しくご飯を食べて、お風呂にゆっくり浸かってリラックスしている人。

どちらが幸せでしょうか?

<質問3>

〇仕事のことばかり考えて、残業が多く、休日も仕事のことを考えている人。

〇残業が少なく、休日はのんびり寝て、ゴロゴロしてリラックスしている人

どちらが幸せでしょうか?

答えは明白です。

各質問の前者は、早く目標を達成したくて、焦っている。だから心の余裕がない。

後者は、リラックスしたり、心地よい感覚を心で味わっている。だから心に余裕がある。

だから、後者の人のほうが幸せです。

ポイント
早く目標を達成することよりも、今この瞬間を「いい気分」で過ごすほうが幸せだということ。

結果重視の人が幸せになれない理由②

仕事や結婚など、何かを手に入れることに焦っていては、いつまでも幸せにはなれない。

その理由をもう一つを挙げます。

それは、

何かを手に入れることに焦って生きている人は、今の自分を否定しています。

・仕事ができない、今の自分はダメだ。

・結婚していない、今の自分はダメだ。

・健康的な生活をしていない、今の自分はダメだ。

・資格や特技のない、今の自分はダメだ。

こういった深層心理が働いています。

これは無条件の自分はダメだと思っているのです。

・仕事ができる自分はOK
・仕事ができない自分は✖

・結婚している自分はOK
・結婚していない自分は✖

・健康的な生活をしている自分はOK
・健康的な生活をしていない自分は✖

・特技や資格がある自分はOK
・特技や資格がない自分は✖

・頑張っている自分はOK
・頑張っていない自分は✖

このような構図になっています。

今の自分を否定し続けて、幸せになれるはずがありません。

自分を否定していると、常に不足感や焦燥感があり、心が満たされないのです。

無駄なこと、意味のないことをしよう

さて、ここまで結果を求めすぎて焦っていては幸せにはなれないことを説明しました。

そこで、私たちがやるべきことは、次のことです。

ポイント
無駄なことや、意味のないことをして、いい気分で過ごすこと。

 

具体的には、以下の4つです。

  1. 食事
  2. 睡眠
  3. お風呂
  4. ぼーっとする

「仕事が一番、恋愛や結婚が一番」という人にとって、これらは優先順位が落ちるかもしれません。

つまり、無駄な時間、意味のない時間と考えている人も少なくありません。

なぜなら、それらをしても結果につながらないし、何の生産性もない活動のように思えるからです。

ところが、「食事、睡眠、お風呂、ぼーっとする」この4つの優先順位を上げるだけで、人生における幸福感は高まります。

人生が楽しくない、悩みが多すぎてストレスが多い人は、ぜひこの4つを変えてみてください。

それでは1つずつ紹介します。

食事

食事は栄養補給をすることだけが目的ではありません。

食事は空腹を満たすことだけが目的ではありません。

ポイント
食事は、いい気分で、美味しく味わうことが大事。

 

では具体的にポイントを紹介します。

①食べたい時に食べる

お腹の空腹に関係なく、決まった時間に食べている人は、お腹が減った時に食べることをお勧めします。

例えば、夜中であろうと、お腹が空いたら食べる。

②食べたい物を食べる

・何となくいつも同じようなものを食べていませんか?

・値段が安いという理由で、食品を買ったり、選んだりしていませんか?

・健康の為に食べたくない物を食べていませんか?

本当に食べたい物を食べてください。

一般的に不健康と言われる甘いものや、多少値段が高くても、食べたい物を食べることで、いい気分になれるのなら、そちらを優先しましょう。

③ゆっくり味わってよく嚙む

普段の1,5倍~2倍の時間をかけてゆっくり、よく嚙んで食べてください。

テレビや動画を見ながら、食べるのではなく、口の中に入っている食材を嚙み締めて、丁寧に味わってください。

④食レポをしながら食べる

何となく食事をするのではなく、心の中で「食レポ」をしながら食べるのもお勧めです。

盛り付けの仕方、彩り、触感、香りなど。

「じゃがいもがホクホクして、バターの香りと塩気が絶妙にマッチして、本当に美味しい」

「大根が出汁がしみ込んで、とてもやわらかく、口の中でスッと溶ける。大根の素材の味をそのまま味わえて、とても美味しい」

みたいな感じですね。

とにかく、いい気分で、美味しく味わって、食事をして下さい。

睡眠

睡眠時間は十分に取れていますか?

あるいは、寝ることに罪悪感を感じていませんか?

残業が続いて、睡眠時間が足りていないと、それだけで精神的にも身体的にも疲れが取れません。

「仕事が沢山あって、寝ている場合じゃない」

「寝てる時間があれば、もっと何かしたほうがいいんじゃないか」

こう考えていては、毎日がしんどいのは当たり前です。

体も心も休まりません。

仕事が沢山あるなら、できるだけ減らすことができないか。本当に自分にその仕事が合っているのか。

考えてみてください。

寝ても寝ても寝足りないのなら、気が済むまで寝ましょう。

  • 帰宅後すぐに寝る。
  • 休日は一日中寝る。

それでもいいんです。

ポイント
睡眠は非常に大事なので、心置きなく、罪悪感なく、寝ることの心地よさを味わいながら、寝てください。

お風呂

お風呂って何の為に入ってますか?

体を洗って清潔を保つ為?

体を洗うことが目的なら、シャワーでもいいですね。

確かにそうなんですが。

やはり、お風呂ではリラックスして欲しいものです。

なぜなら、現代人はリラックスする場所が少ないからです。

ポイント
日常の中でリラックスできる場所として最適なのが「お風呂」です。

 

シャワー派の人も、お風呂にお湯を溜めて、湯船に浸かってください。

温めのお湯で、20~30分くらい、気が済むまで、浸かってください。

ぼーっとする

ぼーっとしたり、ダラダラすることって、どう思いますか?

「ダラダラするな」
「シャキッとしろ」
「ゴロゴロせず、何かしろ」
「ぼーっとせず、何か仕事を見つけろ」
「趣味がない人は、魅力がない」

などなど、言われたことはないでしょうか。

何だか世間一般のイメージとして、「ぼーっとすることは良くない」という風潮があるように思う。

これって見方を変えると、常に頭を使っていることになります。

頭を休めて、ぼーっとする心地よさを感じる暇がないのです。

・カフェでぼーっとする。

・公園のベンチに座ってぼーっとする。

・家の中で、布団に入ってゴロゴロする。

・ソファーに座って、動画を見ながらゴロゴロする。

・漫画喫茶で、漫画を読む。

何でもいいです。

ポイント
リラックスして、心地よく過ごせる時間を増やしてください。

 

ちなみに、アメリカでは大きな公園で女性が水着で寝転がって、ゆったりした時間の中で日光浴をしています。

日本人は観光スポットを巡ったり、アクティビティをしたり、何かをしたがる傾向にありますが、ぜひアメリカ人を見習いたいものです。

まとめ

目的志向・結果重視・合理主義、こういった人は、幸せを感じにくいのです。

近所のスーパーに行くには、歩くより、自転車のほうが早いです。

自転車のほうが効率的です。

でも、歩いて行くことで、時間がゆっくり流れて、心に余裕が生まれます。

道端に咲いている花や、月を眺めて、キレイだなと心が温まる。

それは歩いて行くからこそ、感じるもの。

目的地に早く辿り着こうとすることは、ある意味で、心を無くします。

だから、早く目標を達成しなくていいし、頑張らなくていい。

いや、正確に言うなら、意欲的で前向きな気持ちで頑張りたいと思うなら、頑張ればいい。

でも、義務感や焦燥感、不足感がベースにある状態で、頑張るのはお勧めできません。

無理やり頑張っても、幸せを感じることはできないからです。

幸せとは、無駄な時間や意味のないことをすることにあるのではないでしょうか。

ポイント
幸せは、何の生産性もなく、無駄だと思える時間を、いい気分で過ごすこと。

 

これがとても大事です。

ぜひ無駄な時間、意味のない時間を、たっぷりいい気分で過ごして、幸せな気分を味わってください。

それが幸せな人生となります。