この記事では、恋愛依存症を克服する方法についてご紹介します。
ところで、もしかして、こんな誤解をしていませんか?
恋愛依存症を克服するには、
- 友達と遊ぼう
- 趣味の時間を持とう
- 旅行に行こう
- 仕事に没頭しよう
これらは全部役に立たないし、実践したところで、恋愛依存症を克服できないでしょう。
恋愛依存症を克服するには、いくつかのポイントがあります。
この記事に書いてあることポイントを押さえながら実践していくことで、恋愛依存症を克服していくことができるでしょう。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
こんにちは。恋愛カウンセラーの大城ケンタです。よろしくお願いします。
恋愛依存症とは
恋愛において、彼がいないと生きていけない状態を、恋愛依存症と言います。
物理的には生きていけるが、精神的に彼なしに、一人では生きていけない。
一人になることに耐えられない。
それが恋愛依存症。
彼がいないと
- 生きる気力が沸かない
- 生きている意味なんて無い
- 彼がいない生活は考えられない
- 彼がいないなら、消えてしまいたい
このように、常に彼が必要な状態。
・日常生活になくてはならない存在。
・人生においてなくてはならない存在。
・居なくなったら困る特別な存在。
だからこそ、どこで何をしているかわからないと不安になるのです。
例えば、こんな感じです。
・他の女性と浮気してるんじゃないか?
・私に対する気持ちが冷めたんじゃないか?
・こんな重い女だから、嫌いになったんじゃないか?
こんなふうに不安で不安で仕方がないから、ほんの些細な彼の行動にも敏感になるのです。
・少し連絡が遅いと不安になる。
・職場の女性と喋ってると不安になる。
・ラインの顔文字がないだけで不安になる。
これでは付き合っていても幸せな恋愛とは言えませんね。
恋愛依存症を克服するには
恋愛依存症は、彼がいないと生きていけない状態と述べました。
では、恋愛依存症を克服する為には、彼がいなくても生きていける状態になることと言っていいでしょう。
つまり、
精神的に自立すること
が必要なのです。
別の言い方をすると、
自分が孤独であることを引き受けること
です。
日本カウンセリング学会理事、明治大学教授の諸富祥彦は、著書「孤独であるためのレッスン」の中で次のように述べている。
本当の意味で自分を大切にする恋愛をする為には、
まず、“ひとりじゃいられない症候群”から脱却し、
ひとりになること、孤独であることを引き受けなくてはなりません。
「孤独であるためのレッスン」p85
さらに、孤独であることを引き受け、精神的に自立している人の人間関係を的確に表現された詩も紹介されています。
【詩】ゲシュタルトの祈り
わたしはわたしのことをやり、あなたはあなたのことをやる。
わたしはあなたの期待に応えるために、この世にいるわけではない。
あなたはわたしの期待に応えるために、この世にいるわけではない。
あなたはあなた。わたしはわたし。
もし偶然にお互いが出会えれば、それは素晴らしいこと。
もし出会わなければ、それはそれで仕方がないこと。
フレデリック・パールズ作
「孤独であるためのレッスン」p98-99
ここに恋愛依存症を抜け出すヒントがあるのです。
それは、
孤独を引き受けるためには、
私は私のことをする
ということ。
文字にすると簡単だが、今までずっと彼が心の支えだったのが、その心の支えがなくなるように感じることから、一時的に絶望を伴うこともある。
しかし、絶望感を感じながらも、私は私のことをすることで、恋愛依存症を克服できるのです。
では、「私は私のことをする」とは、体どういうことか?
ここからは僕のカウンセリング臨床経験も含めて、解説していきます。
恋愛依存症を克服する2つの方法
恋愛依存症を克服する為には、精神的に自立すること。
それは孤独を引き受けることでもあります。
ここでは孤独を引き受ける為の2つの方法をご紹介します。
この2つを押させることで、「一人でも大丈夫な自分」に変わることができるのです。
①女である喜びを感じる
「私は私のことをする」とはどういうことか?
それは自分の心が喜ぶことをする、ということ。
特に女性は自分が女らしさを感じることをすることで、心が満たされます。
例えばこんな感じです。
- メイクをする
- ファッションを楽しむ
- アクセサリーをつける
- ネイルをする
- マッサージをする
- 料理をする
【注意】
ここで注意しなければいけないことがあります。
それは、それらを「すること」が、目的ではありません。
目的は「心を満たすこと」です。
メイクをすることが目的ではありません。
メイクはあくまで手段です。
メイクをしても心が満たされないなら、しなくていいのです。
あなたの心が満たされることをすればいい。
テンションが上がることをすればいい。
そうやって、自分を好きになっていくことで、孤独に耐えることができるようになります。
これが恋愛依存症を克服する一つ目の方法です。
②汝の隣人を愛せすべし
先述した、「孤独であるためのレッスン」に、次のことが書かれています。
「汝、汝自身を愛するように、汝の隣人を愛すべし」
これはキリスト教の概念でありますが、平たく言うと、
「全ての人を愛しなさい」
「目の前の人を愛しなさい」
ということです。
これが恋愛依存から抜け出すヒントになります。
つまり、愛情を彼氏にだけ求めないこと。
愛情は目の前にあるのです。
例えば職場の人に、
「〇〇さん、おはようございます」
「〇〇さん、ありがとうございます」
このように相手の名前を呼ぶだけでいい。
職場の人の、名前を呼んでいますか?
名前を呼ぶだけで、何だか少し空気が変わります。温かな愛情や心の繋がりが生まれます。
名前を呼ぶことに慣れたら、次は雑談してみましょう。
「今日も暑いですね」
「肌寒くなってきましたね」
それだけでいいんです。
雑談というより、挨拶に一言添えるだけ。
それだけで、愛情を感じることが出来るものです。
雑談に慣れたら、次は相手にねぎらいの言葉を掛けてみましょう。
「いつも手伝って下さって、助かります」
「お疲れ様です。ゆっくり休んでくださいね」
その一言を添えるだけいいのです。
そうやって、目の前にいる人を大切にすることで、愛情を感じ、孤独を引き受けることが出来るようになるのです。
まとめ
恋愛依存症を克服するには
「精神的に自立すること」
つまり、
「自分が孤独であることを引き受けること」
そしてそれは、
「私は私のことをする」
ということでもあるのです。
具体的には、
①女である喜びを感じること。
②目の前の人を愛することで、彼以外の愛情を感じること。
このプロセスを経ることで、絶望感を感じながらも、徐々に孤独であることを引き受けることができ、恋愛依存症を克服することが出来るでしょう。