「付き合う前は、熱心にアプローチしてくれたの、付き合った後、彼氏の態度が冷たくなった」
これは恋愛で悩む女性のあるある話。
なぜ彼氏の態度は変わるのか?
そして、そんな彼氏とどのように付き合っていけばいいのか?
そのあたりを詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで下さい。
こんにちは。心理カウンセラーの大城ケンタです。よろしくお願いします。
付き合った後、態度が変わる彼氏
彼と出会ったのは数か月前。
(あっ、これは全然関係ないイメージ写真ね)
最初は猛アタックしてきて、連絡もマメにくれて、「好きだよ」って言ってくれた。
そこまで熱心に愛情を伝えてくれる彼に対して、
そう思うようになるのは、何も不思議なことではありません。
特に自分に自信のない女性がこのように思う傾向があります。
こんな可愛くない私を彼は「好き」だと言ってくれた。
こんな何の取り柄もない私を女性として大切にしてくれた。
ましてや、彼の顔もタイプ。
(もう一回、この写真出してすみませんw)
かっこいい彼に「好きだよ」と言われたら、心が踊るような嬉しい気持ちになる。
それは少女漫画を彷彿させるような、ドキドキした感情。
そうやって彼とのお付き合いがスタートした。
付き合い始めて、体の関係も持った。
彼のぬくもりや愛情を肌で感じ、女性として愛される喜びを知った。
満たされなかった心が、安心感や幸福感に包まれる。
最初こそ、彼の熱心なアプローチとそれに戸惑う彼女の気持ちに温度差はあったが、徐々に関係が深まり、いつの間にか、彼女のほうが彼のことを好きになっていた。
ところが、彼の様子が変わってきた。
あれだけマメに連絡してくれていたのに、なんだか彼から連絡が減った。
出会った時は、熱心にアプローチしてくれたのに、最近彼の態度が素っ気ない。
彼は自分のことばっかりで、
彼はすぐに怒り出す。
- デートの回数が減った
- 連絡の頻度も減った
- 休日の予定も教えてくれない
- すぐに不機嫌になる
明らかに、付き合い初めの彼とは別人のようだ。
- 何か様子が変だ
- 何か怒らせることを言った?
- 彼のことがわからない
- 私に対する気持ちが冷めた?
- 他に連絡を取っている女性がいるのか?
そんな考えが、頭の中をグルグルと駆け巡る。
そんな時、不安な気持ちから、ふと彼の携帯を見てしまった。
そこには、他の女性とのやりとりがあった。しかも、かなり親密な内容だ。
彼女にとってあまりのショックな出来事で、とにかく安心したかった。
その一心で、彼に問い詰めた。
すると、彼はこう答えた。
こう言い張るのです。
それ以来彼女は、彼を信じられなくなった。
彼のことを好きになっていた彼女は、付き合った当初のように
- ラブラブな時期に戻りたい
- 私だけを愛して欲しい
- 私を一番に優先して欲しい
その思いは儚く、彼の態度は変わってしまった。
彼女は自分が何か怒らせるようなことを言ったのかと自分を反省するようになる。
もともと、自分に自信がない彼女は、自分を責めることに慣れていたのです。
そう思って、彼の意見に合わせて、彼を怒らせないようにしていた。
でも彼女は内心、不安と不信感でいっぱいになり、彼との付き合いが苦しいものになっていた。
それが彼女の恋愛のパターンだった。
好きだけど、満たされない彼女
もはや、その言葉さえ、信じられない。
彼に対する不信感は拭いきれない。
<付き合った当初>
こう言ったよね?
あの言葉は噓だったの?
もはや彼を信じることができない気持ちになる彼女。
ここでちょっとだけ、僕の話をさせてください。
僕は小学1年の頃、どうしても欲しいおもちゃがあった。
母に「買って!買って!」と何度もねだりました。
母はこう言った。
「英語教室に一年以上通うなら、おもちゃを買ってあげる」と。
母は僕を英語教室に通わせたかったのです。
僕はおもちゃが欲しくて、「絶対に一年以上行く!」と約束しました。
英語教室に通い始めたことで、おもちゃは買ってもらえました。
ところが、英会話教室が、つまらなくなってきて、結局1年も経たずに辞めてしまいました。
僕は約束を破ったのです。
実は、同じように約束を破ったのは、それが初めてではありませんでした。
そして、母はこう言った。
「あれだけ一年は行くって言ったやろ?あんたは何をしても長続きせんな!もうあんたの言葉は信用できない!」
そう言って、それ以来、
母は僕の言葉を信用しなくなった。
僕は一年以上、英語教室に通うつもりでした。本気でそう思っていた。それは紛れもない事実です。
でも通い始めたら、やっぱり気持ちが変わったのです。
僕は噓をつくつもりはありませんでした。
でもどうしても、つまらない英語教室を続ける強さが僕にはなかった。
そう、僕は弱かった。
そして母からの信用を失った。
こういった話は、あなたにも1つや2つは、あるんじゃないでしょうか?
最初は「やる」と言ったけど、続けられなかった。
僕は社会人になってから、何度も転職しました。
「正社員で長期で頑張ります!」
と張り切って採用面接で宣言したのに、実際に仕事をスタートしたら、あまりにも辛くて2カ月で退職したこともあります。
そう、みんな弱い部分を持っているんです。
当初の情熱を貫けない彼氏の弱さ
話を彼氏との関係に戻しましょう。
最初はあれだけ猛烈に「好きだ!」と言ってくれた彼。
それは間違いではないと思います。
その時、その瞬間、彼はあなたのことが、それだけ大好きだったのでしょう。
しかし、人は最初から最後まで、自分の意思を貫くことができない弱い生き物です。
だから彼氏は、彼女に対する愛情が全くなくなった訳ではないと思います。
しかし、付き合った当初のような猛烈な愛情を彼から感じられないのは、それは僕と同じで、彼にもそういう「弱い部分」があるのでしょう。
では、彼女はどうしたらいいのか?
彼を疑いの目で見てしまい、彼を信じられなくなった彼女は、彼とどのように関わったらいいのか?
このまま将来、彼とお付き合いを続けていくべきなのか。
もしまた彼の心を取り戻すことができるのなら、取り戻したい。
そう思う彼女も複雑な気持ちでいるものです。
僕はこのようなケースで、2つの対処法を提案したいと思います。
彼氏と別れられない彼女の弱さ
彼氏を信用できない。毎日彼がどこで何をしているか不安になる。
彼氏の態度に振り回されて、悩まされる毎日。
そんなあなたに聞きたいことがあります。
友達や家族に相談したら「そんな男とは別れたほうがいい」と言われる始末。
それなのに、なぜ別れずに付き合い続けているのでしょうか?
その理由は大きく2つあるようです。
あの頃に戻りたい
- 楽しかった、あの頃に戻りたい
- ラブラブだった、あの頃に戻りたい
- 幸せだった、あの頃に戻りたい
- あの頃のように愛されたい
このように楽しかった思い出が強烈に残っていて、わずかでもあの頃に戻れる可能性があるのなら、あの頃に戻りたい。
そう思ってしまうのです。
ところが、
今はもうあの頃の彼ではない。
彼は変わってしまったのだ。
それでも彼女は幸せだったあの頃に戻りたいと強く願う。
現実を受け入れるというのは、時に簡単なことではありません。
ちょっと話が脱線しますが。
大切な人やペットが死んだ時、その死を受け入れられないの普通です。
- なぜ死んでしまったんだ。
- あの時、もっと優しくしておけばよかった。
このように、後悔したり、現実を否定したくなるのが普通です。
話を恋愛に戻します。
変わってしまった彼氏を受け入れられないのは、自然なことだということです。
自分が好きになった人を、簡単に割り切って別れられるほど、人の心は強くないのです。
一人の寂しさに耐えられない
友達や家族が言うように、「彼と別れたほうがいい」と頭では理解している。
でもそれができない。
その理由の一つが、「別れて一人になると寂しい」というものです。
彼と別れたら、もう恋愛できないかもしれない。
私のことを好きになってくれる人なんて、いないかもしれない。
他の男性を好きになれる気がしない。
そう考えると、一人になるのが寂しくて、彼と別れられなくなります。
孤独になるくらいなら、誰かと繋がっていたい。
人間とは、そういう生き物です。
「彼と別れて、一人になっても平気です!」
そんな心の強い人間がどのくらいいるでしょうか。
結婚したい理由の一つとして、「寂しいから」という回答が多いのも頷けます。
女性が結婚したい理由ランキング
- 子供がほしいから 135人
- 家族、家庭を持ちたいから 96人
- 寂しいから 71人
<引用元サイト>
これが本音!<男女別>結婚したい理由をランキングで解説
そのくらい多くの人が、寂しさに耐えられないのです。
だから、彼氏が冷たくわがままになっても別れることができないのです。
お互いの弱さを受け入れる
当初は、あれだけ熱心にアプローチしてくれたのに、今はその面影もなく、変わり果ててしまった彼氏。
最初はあれだけ「好き」と言ってくれたのに。
残念ながら、彼の気持ちは変わってしまった。
彼は出会った頃のような情熱的な愛情を、彼女に向けることができない。
彼女よりも自分のことを優先してしまっている。自分本位になってしまっている。
それは彼の弱さでもあります。
結婚式で「一生愛し続けます」と誓っても、3組に1組は離婚している時代です。
それが人間の弱さです。
一方、彼女も別れることの寂しさを感じたくないあまり、関係を続けてしまう弱さがある。
お互いに弱い部分を持っているのです。
それを理解したうえで、
- 彼との関係を続けるか
- 別れて幸せに向かって一歩踏み出すのか
その決断をしなければならない。
彼の弱さを認めた上で、それでも付き合い続けたい気持ちはあるのか。
あるいは、彼が変わってしまった現実を受け入れて、自分の弱さと向き合いながら、彼と別れる道を選ぶのか。
ポイントは、今後も、彼とお互い尊重し合って、支え合える関係を築くことができるかどうか。
彼と付き合い続ける場合
もしどうしてもあなたが彼のことが好きで、彼との関係を続けたいなら、彼の弱さを引き受ける覚悟を持つ必要がありますね。
彼の弱さも含めて、彼を愛することができるかどうかです。
付き合い続けていれば、再び彼の気持ちが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
それはすぐに答えの出る話ではなく、長期戦として捉えておく必要がありますね。
いずれにしても、あなたはそれらを引き受けなければ、関係を続けることはできないでしょう。
その前提を持ったうえで、あなたにできることは、「お互い歩み寄って、尊重した関係を築きたい」というメッセージを彼に訴え続けることです。
彼と別れる場合
「彼と付き合い続けても、お互いを尊重した関係を築けない」と判断したなら、彼と別れる勇気を持たなければなりません。
それは自分の弱さを受け入れ、一人になる選択をすること。
言い換えると、幸せになる選択をするということ。
あなたは幸せになる勇気を持たなければいけない。
自分で自分を幸せにする決断をしなければならない。
それは一時的に、孤独感を感じるかもしれません。
しかし、孤独感を抱えながらも前進していくことで、本当に幸せには辿り着けるのです。
まとめ
なぜ彼氏の態度が変わったのか?
それは彼氏にしかわからない。
しかし少なくとも、付き合うまでは、彼氏は彼女のことを優先していた。
ところが、付き合った後は、彼女のことより、自分のことを優先し始めた。
そういうことですよね。
それを踏まえて、もう一度、彼とお互い尊重して、支え合う関係を築いていけるのか。
彼はあなたに歩み寄る姿勢があるのか。
そこを確かめたうえで、彼と付き合い続けるのか、別れるのか、再決断しなければいけないでしょう。