もう働きたくない。
やりたいこともないし、何がしたいかわからないんです。
- 仕事が嫌で働きたくない。
- 会社を辞めたい。
- しかし転職するにしても、他にやりたいことがない。
- 特技も資格も、何のとりえもない。
- 時間はどんどん過ぎていくし、現実的に生活しないといけないから焦る
- やりたいことを仕事にしている人がうらやましい
夢中になれる仕事、本当にやりたい仕事を見つけたいと思いませんか?
なぜ夢中になれるような天職が見つからないのか?
それは、
「楽しむ力」が落ちているからです。
楽しむ力が落ちているので、
- 何をしても楽しくないし、
- 何かにチャレンジしたいという好奇心や意欲が沸かない
そんな状態では夢中になって楽しめる仕事は見つかるはずがありません。
でも大丈夫です!!
今は楽しむ力が落ちているだけなので、それを高めればいいのです。
何がしたいかわからない人は、楽しむ力を磨けば、次のように、人生が幸せな方向へと動いていきます。
- 日常生活のストレスが減る
- 本当にやりたい仕事に出会うことができる
- 趣味や人付き合いが楽しめるようになる
この記事では、次の内容を中心にご紹介します。
- なぜ何がしたいかわからないのか?
- 「楽しむ力」を高める方法
- 本当にやりたい仕事に出会う為の行動や考え方
- 仕事も人間関係もうまくいく、自分らしい幸せな生き方とは?
それでは、ゆっくりと読み進めてみくださいね。
何がしたいかわからない人の特徴
特技や資格がない
就職するには、資格がないと就職できない職業もあるでしょう。あるいは、資格はなくても、持っていた方が有利ということはよくありますよね。
特技についても同じようなことが言えます。未経験よりも経験者が優遇される職業もあるでしょう。
もうこんな年だし、今更、資格取得の為に勉強するのも抵抗がある。
資格を取っても、いい年齢だし、雇ってくれる会社があるかどうかわからない不安もあるでしょう。
本当にやりたいことがどうかもわからないことに時間とお金を掛けて、資格取得の勉強をして、もし資格を取って本当にやりたいことじゃなかったらどうしよう、と躊躇してしまうかもしれません。
何となく興味はあるが、本当にやりたいことかわからない。そう考えて動けないのが辛いですね。
漠然とした将来への焦り
このまま将来、本当にやりたいことが分からないまま何となく就職して、何となく過ごして人生を終えていくのではないかと不安になったり、焦ったりされるかもしれません。
何の為に生きているのか、何を楽しみに生きていったらいいのか。そう思うと焦りや絶望感を感じても無理はないでしょう。
友人は就職活動をしたり、公務員や大手企業に就職している人と比べると、自分だけ取り残されているような感覚になったり。
将来が見えないというのは、モヤモヤして何とも落ち着かないものです。
親や会社に申し訳ない
親に大学の学費や資格取得の費用まで払って貰っているのに、勉強が学生生活が全然楽しくない。親に対して申し訳ない気持ちになることもあるでしょう。
社会人の方なら、本当にやりたい仕事ではなく、何となく仕事をしていると、「自分は志の低い人間、役立たない人間」と自分を責めてたり、会社に申し訳ない気持ちにもなるかもしれません。
親の会社を引き継がなければいけないケースや、親の紹介・コネで就職しているケースは、特に辞めるに辞めれない。
そうなると、どうしたらいいかわからず八方塞がりに感じてしまいがちです。
こんな自分が嫌、生きるのが嫌
自分には何の取り柄もないし、やりたいことがないのに、就活活動をしなければならない。やりたいことがないのに、転職活動しなければならない。
現実的には働かないといけないことに、嫌気が差したり、もどかしさや虚しさがあるかもしれません。
本当にやりたい仕事をして、充実した生活を楽しんでいる人がうらやましいとさえ思うと、他人と比較して、自分が嫌になることもあるでしょう。
「やりたくない仕事をしなければいけない」ということは本当に苦痛でしかない。
何がしたいかわからない5つの理由
私たちは子供の頃、ただ泥んこ遊びをしたり、鬼ごっこやお人形遊びをして夢中になって遊んでいました。
ところが、いつの間にか、勉強をしないといけない。習い事をしないといけない。遊んでいる暇はない。
そうなると、自分の「やりたいこと」ではなく、「やらなければいけないこと」をする生活になります。
そんな生活が続くと「自分のやりたいこと」がわからなくなってきます。
①日常生活のストレスが多すぎる
何がしたいかわからい最大の理由は、日常的なストレスが多すぎるから。やらなければいけないことが多すぎるのです。
- 学校に行って授業を聞いて、勉強しなければいけない。
- クラブ活動をしなければいけない。
- 家ではテスト勉強しなければいけない。
- 習い事をしなければいけない。
- 夕食は○時に食べないといけない。
- お風呂はお湯が冷めないうちに入らないといけない。
- 夜は○時までに寝ないといけない。
- 親の愚痴や喧嘩を聞かなければいけない。
こうなってくると、日常生活がストレスになります。「やらなければいけないこと」が多すぎて、「やりたいこと」をするという習慣になっていないのです。
だから、何がしたいのかわからないし、楽しいという気持ちがわからないのです。
②「今ここ」に意識が集中していない
私たちは「頭で考える」ことと、「心で感じる」ことができます。
冒頭で、何がしたいかわからないのは、「楽しむ力」が低下していると述べました。
楽しむ力が低下するのは、頭で考えることが多くて、心で感じることが少ないからです。
本当にやりたい仕事を見つけようと焦って行動に移せないときは、日常的に「感じる力」が落ちているのです。
- お風呂に入って、考え事してませんか?
- お風呂に入って、他の事を考えずに「あぁ~気持ちいなぁ」と気持ちよさを感じていますか?
- 食事をしながら、テレビやネットをしていませんか?
- 食事をじっくりと味わっていますか?
- 寝る時に、リラックスできていますか?考え事していませんか?
- 休みの日に、何も考えずにお出掛けして、リフレッシュできていますか?
常にあれこれ頭で考えている人は、常にストレス状態なのです。それでは、心から楽しめるような熱中できる仕事は見つかりにくいのです。
③周囲から認められたい
- 経営者になって儲ける
- 安定した公務員になる
- 専門職や技術職と言われる職業になる(看護師、保育士、弁護士、医師、デザイナー…)
- 大手企業に就職
そういうのって全部「条件」でしかなくて、「条件」と「やりがい」は別物です。
周囲から評価されたいという動機で仕事に就くと、実際働いた時に「何か違う」と悩むものです。
どうしても、周囲から「すごいね!」って言われたいし、安定した職業で安心したい、という気持ちが働きがちです。
しかし、その基準で仕事を選ぶと、理想と現実のギャップが生じたときに、働くことが苦痛になります。
仕事自体が好きで、その仕事を選んでないから、どうしても面白くないと感じやすいのです。
④親の意見を優先している
絵画でも音楽でもスポーツでも、親が「それはダメ」って言うと、いくら好きなことを仕事にしたいと思っても、飛び込むことができないこともあります。
さらに、「自分には才能がない」と思ったら、尚更、やりたいことがあっても、思い切って進むことができません。
ましてや、親に学費などを負担してもらうとなると、一層踏み出せないことでしょう。
自分の気持ちよりも、親の意見を優先する時も、やりたいことがわからなくなります。
⑤単純に情報不足
世の中にどんな職業があるのか、単純に「知らないだけ」ということもあります。
「えっ、そんな仕事もあるんですか!?」「その仕事おもしろそう」ということもあるでしょう。
だから、ネットでも本でもいいし、実際に働いている人に聞いてもいいでしょう。
興味のあるお茶会や交流会に参加して、積極的に人と会って、いろんな情報を仕入れると役立つこともあります。
何がしたいかわからない時に克服すべき2つの重要課題
何がしたいかわからない時は、何を目的に生きたらいいのか?
その答えは、
まずは「楽しむ力」を取り戻そう!
楽しむ力を低下させる最大の要因は、「人から認められたい」という承認欲求が満たされないことです。
「人から認められたい」という欲求が強いと、余計なことにエネルギーや神経を使うので、物事を楽しめなくなります。
本当にやりたいから行動するのではなく、他人に認めらたいから行動ようになるからです。
行動の基準が違うのです。
なので、人から認められたいという欲求を何とかする必要があります。
そしてさらに、楽しむ力を磨く練習も必要になってきます。
一つずつ説明しますね。
①社会的承認欲求を満たそう
社会的承認欲求とは、簡単に言うと、人から認められたいという欲求です。
人から認められる為に仕事をすると、やりがいを感じられず、何がしたいかわからなくなります。
だから、人から認められたいという欲求を“自分で”満たす必要があります。
ここでは2つの方法をご紹介します。
a 言いたいことを言う
「人から認められたい」「嫌われたくない」「好かれたい」という時、我慢する人が非常に多いです。
我慢するのではなく表現すること。表現する最もシンプルな方法が「自分の意見を言う」ことです。
家族、友達、仲間、職場の同僚、その他日常生活で出会うすべての人にできるだけ、我慢せず言いたいことを正直に言うようにしましょう。
我慢せず、言いたいことが言えるようになると、人の目を気にしなくて済むし、人から認められたいという欲求が弱くなります。
b 自分で自分を認める
人から認められたい。
その為には自分が努力しなければいけない。成功しなければいけない。しかし、現状の自分は努力してもうまくいかない。成功もしていない。
だから認めれらない。
他人に認めてもらおうとするのではなく、自分で自分を認めるのです。自分で自分を許すのです。
「やりたこともないし、何の特技も資格もない、やる気のない自分だけど、それでも頑張って生きている私は偉い!よくやっている」
こんな風に自分に優しい言葉をかけてあげましょう。
自分で自分を認めると、他人から認めてもらおうと思わなくなります。
②心が喜ぶことをして「感じる」練習をする
何がしたいかわからないというのは、感情がわからないと言い換えることができます。
特に楽しい、嬉しい、満足、といったポジティブな感情がわからないのです。
従って、自分の気持ちを感じる練習が必要になります。
とはいえ、そんなに難しい話ではなく、日常の些細なことでいいのです。
例えば、好きなものを食べる。そして、じっくりとその美味しさを味わうのです。心が満たされて幸せな気分を味わうのです。
人によってはそれが、お寿司かもしれないし、焼き肉かもしれない。
あるいは、好きなジャニーズにDVDを観るとか、好きな音楽を聴くでもいいのです。それをただただ楽しむだけです。
やりたい仕事がわからないという人は、まず日常の小さなやりたいことをどんどん行い、五感を使って「感情や感覚を感じる練習」をしよう。
そして楽しむ力を取り戻すのです。
何がしたいかわからない時の正しい行動と考え方
今すぐ見つけようとしない
何がしたいかわからない時、最短最速でやりたい仕事を見つけようとしすぎていることが、自分を苦しめることになります。
もちろん、最短最速で本当にやりたい仕事が見つかるに越したことはないですが、現実的に考えて、今すぐ見つかるものではありません。
興味のあることをやってみる。それを繰り返していくことで、見つかっていくものです。
年齢を重ねるかもしれない。時間もお金も要するかもしれない。しかし、そうやって、本当にやりたい仕事が見つかるもの。
人生は何度でもやり直せる。何度でも再スタートできる。焦らず本当にやりたい仕事が見つかるまで、人生長い目で見よう。
安定や条件を考えすぎない
- 給料、週休二日、賞与、退職金、残業なし、福利厚生の充実、
- 大手企業、公務員への就職
「条件は、今よりいい会社。以上!」なんていうキャッチコピーで宣伝している求人・転職サイトもありますが。。。
そういった、安定や条件で選ぶと、仕事自体にやりがいを感じるられなくなるでしょう。
恋愛でいうなら、外見やスペックでパートナーを選ぶと、心のつながりや気持ちの交流ができにくいのと同じです。恋愛も相手を条件で選ぶと、後々悩みます。
条件等も、もちろん大事です。しかしそれが最重要事項ではないということを認識したほうがいいでしょう。
まずは無理なくできる仕事をしよう
能力的に仕事ができないから、人間関係が悪くなるというケースは非常に多いです。
従って、まずは無理なく仕事がこなせる会社に就職するのがよいでしょう。
仕事が自分の能力では手に負えないとなると、人間関係が悪化するだけでなく、「自分はできないダメな人間だ」と劣等感を感じたり、「他の人に迷惑をかけてる」と罪悪感を感じたりしやすくなります。
残業が増えると心身が休まらず、体力的にも疲労が蓄積され、疲れが取れないということに繋がります。
仕事が無理なくこなせると、人間関係のストレスが減り、気持ちに余裕ができるので、楽しむ力が磨かれやすい。すると、本当にやりたい仕事に出会いやすくなります。
妄想をやめて現実を見る
- 起業して好きなことを仕事にする
- 安定した公務員になる
- 専門職と言われる職業になる(看護師、保育士、弁護士、医師、デザイナー…)
- 大手企業に就職
一見すると、とても魅力的に感じるかもしれません。
しかし、どんな職業も外から見るのと、実際の現場は全然違います。
妄想しすぎず、現実を直視しましょう。
自分がリアルに仕事をしている場面をイメージできますか?
女性の憧れる職業として看護師や保育士などがあります。実際の現場を見ればわかると思いますが、そんな華やかなものではありません。嫌な患者の対応、責任のプレッシャー、業務過多、など色々あります。
多くの職業について言えることですが、実際は地味な仕事が多いです。現実を見たうえで、本当に自分にとってのやりがいって何かが見えてきます。
とりあえずチャレンジしてみる
やる前から考えて動けなくなるより、とりあえず動きましょう。
- 後悔するかもしれないし
- 失敗するかもしれない
- 途中でやっぱり他の事をしたいと思うかもしれない
- 他の人に何か言われるかもしれない
- 他の人に迷惑をかけるかもしれない
それでもいいじゃないですか。失敗しても仕方ない。
チャレンジして、思っていたイメージと違うということもあるでしょう。
しかし、間違った選択をしてしまったと後悔するのではなく、実際にやってみて「自分には合わなかったということがわかった」「本当にやりたいことに近づいた」そんな風に捉えてみてはどうだろう?
とりあえずチャレンジしてみよう。やってみないとわからないのだから。
親の意見を取り入れない
親があれこれ口を出してくることはよくあることだと思います。ただ、親の言うことはあくまで参考程度にして、最終的に決めるのは自分。
自分の人生は自分で決める。これが一番です。
- 「そんな仕事で食べていけるの?」
- 「もっと将来性のある仕事に就きなさい」
- 「今の仕事をもう少し続けたら?」
あなたが親の言うことに従ったとしましょう。そして、その結果、もしうまくいかなくなった時、「親が悪い」と親を責めたり、「もっとやりたいことをしておけばよかった」と後悔するのではないでしょうか?
しかし、親を責めても、今までの自分の人生は戻ってこないし、それこそ貴重な人生の時間を無駄にしてしまいかねない。
逆に自分のやりたいことにチャレンジすることで経済的に親に負担を掛けたり、生活面で面倒を見てもらうことがあるかもしれません。
しかし、そこで親に迷惑をかけているなんて思わなくていい。思い切って、親に甘えたらいいのです。
自分の気持ちを最優先に、人生の選択をしよう。
見聞を広めて情報収集する
世の中にどんな職業があるのか片っ端から調べたり、いろんな求人情報を見るといいでしょう。
やりたいことをしている人と会うのもいいですね。
ちなみに、私はカウンセラーをしていますが、カウンセラーといえば臨床心理士しかない、その資格がないとカウンセラーとして働くことは難しいと思っていました。
しかし、ある自己啓発の勉強会で知り合った方が、カウンセラーとして独立されているというのを知って、開業カウンセラーという生き方もあるんだ!?ということを初めて知りました。
そのご縁が開業カウンセラーを目指すきっかけになりました。
まとめ
何がしたいかわからない人は、楽しむ力が低下しているからだ、と書きました。
従って、本当にやりたい仕事を見つけることよりも、楽しむ力を高めることが優先なのです。
楽しむ力を高めるために、自分の欲求を満たしていく、日常レベルでやりたいこと、やりたくないことを、自分の気持ちに正直に行っていくことが大事になります。
日常生活で「~しなければいけない」ではなくて、「~したい」「~したくない」という自分の欲求を満たしていくことです。
それは言い換えると
「自分を好きになること」と同じです。
本当にやりたいことが見つかるかどうかよりも、自分を好きになるほうが大事なんです。
- 天職が見つからず、悩んでいる自分。
- 誰の役にも立たない自分。
- 何の取り柄もない自分。
- 人とうまく関われない自分。
そんな自分を認め許すこと。
- できないことはできない。
- 無いものは無い。
- 仕方ないことは仕方ない。
自分を認め、自分を好きになると、「楽しむ力」「生きるエネルギー」が沸いてきます。
そして、自分を好きになるとは、次のようなことです。
- 人間関係で言いたいことが言える自分になること
- 日常生活の些細な楽しみを喜べるようになること
- 日常生活で自分の欲求をできるだけ満たしてあげること
人生において、夢中になれる仕事を見つけるよりも、こういった「自分らしい生き方」をする方が圧倒的に大事です。
それを踏まえた上で、
- 少しでも興味があることは、親が何と言おうとチャレンジしよう
- 興味のある仕事、憧れの職業の表舞台だけでなく、実際の仕事がイメージできるくらいリサーチしよう
- 興味のある仕事が全くないなら、まず無理なくできる仕事を探そう
焦らず、ゆっくりでもいい。自分を好きになる人生を歩みましょう。
きっと、本当にやりたい仕事が見つかることでしょう。